ろうのパパ、ママの自信

しず

私たち夫婦はろう学校育ちのろう者です。
最初に生まれた子は聞こえる子でした。
生まれたときはとても待ち望んでいた赤ちゃんだったから本当に愛おしくてたまらなくてたまらないとばかりでした。
聞こえるよと言われるまでは本当に聞こえても聞こえなくてもどっちでもいいと思っていました。
だが、聞こえますよと言われて初めて戸惑いました。
聞こえるんだ…ろうと聴…
私も主人も発音は下手…
何でも気楽に話し合える家庭でありたい
それができるだろうか…
ろうの私たちのことでこの子はきっと悩み苦しむ日が来る…
分かり合えられるだろうか…
とても大きな不安が迫ってきました
主人と話し合い、私たちのことでいつかぶつかる日が来るかもしれないが、私たちは私たちの言葉で育てていこうと決めました。
私達夫婦以外は聴者で、初めての孫、初めての赤ちゃんということで周りはとても可愛がってくれましたが
浴びられてくる音声のシャワーの中にいる娘を見て私たちから取られていく恐怖を感じながらも負けずに手話で話しかけたりしていました。
気づいたら私たちに対して肩をトントンたたいてくれる、顔を見て話してくる、身振りや手話で話してくる。
何よりどんな時でも「あかねはママと一緒!お父ちゃんと一緒!」と私たちにしがみついてくる娘
その様子に私たちは今後、娘からぶつけられる日が来ても大丈夫だ!という自信を持たせてくれました。
色んな不安や思いがあるけど手話で話す家庭として堂々としていこうと思えたことでこれからの育児にすごく力をもらいました。

WordPress.com で次のようなサイトをデザイン
始めてみよう